東京の遊工房アートスペースで開催されたマイクロレジデンス・ディレクターズ・トークに参加してきました。第一部ではイスラエルやメキシコ、トルコ、ミャンマー、オーストラリア、糸島!などでマイクロレジデンスを運営するディレクターがそれぞれの運営の仕方やマイクロレジデンスならではの活動、問題点などを具体的に紹介しました。自分もこれまでのクラの活動をプレゼンしてきました。
それぞれのレジデンスが多様な方法で運営されており、聞いていてとても楽しかったです。メキシコのArequetopiaやイスラエルのHomeBaseの非常にユニークでポジティブな活動は今後のKuraでの活動にまちがいなく大きな影響を与えると思います。そういうレジデンスのディレクターと日本にいながらじかに会って話すことが出来て非常に有意義なものでした。
又第二部では国内外のレジデンス関係者や支援団体、アーティストが集い、様々な意見交換をおこないました。オランダのTrans ArtistsやRijksakademieのディレクターも参加して行われた話し合いはかなり盛り上がり(トランスアーティストの人はこのまま12時まで続けよう!っていてました。)、レジデンスの可能性を感じました。
しかし資金の話になると、やっぱり根性論になってしまいがちなんですが、レジデンスを行うことそれ自体、アート作品を作ることそれ自体はお金に直接換えることは日本で(どこでも大体一緒かな)なかなか難しいですが、レジデンスの活動、又アート作品を制作することによって生まれ出るその場のパワーは別の形で変換することも可能だと思っています。そこをクリエイティブに考え、行動していけばマイクロレジデンス生き延びて、社会と結びつきながら面白い活動ができるのではないでしょうか。クリスアンダーソン先生もフリーでいっていたと思います。