Cristias Rosas 個展「The Father’s dreams」を開催します

現在スタジオクラで滞在制作中のCristias Rosasの滞在成果を発表する個展「The Father’s dreams」を10月26日(土)および27日(日)に開催します。

Cristias Rosas クリスティアス・ローサスは、ペルーのリマで生まれた美術写真家です。 リマ大学にてコミュニケーションおよびジャーナリズムを学び2006年に卒業後、国際写真センターより授与されたthe Lisette Model scholarship 奨学金を獲得し、ブエノスアイレスとニューヨークにて写真の教育を受けました。作品は、ライトペインティングやダブルフラッシュなどの手法を使用し優美な長時間露光によって写し出された「ゴースト」シリーズから、ニューヨークの古い博物館や家を撮影した中判・大判のネガのアナログ二重露出など表現を変化しながら、父の老年性認知症を比喩した作品制作を行ってきました。

以下アーティストからのメッセージです。  

ある一人の父親は、強制的に眠らされ身体が無力な昏睡状態になることがありました。それが起こっている間、夢のような現実が彼を取り巻き現実を逆転させます。父親がこのようにして生きる意味(虚しさ)は何ですか?彼はどこから夢を見ているのでしょうか?寝ることのみを余儀なくされている人たちのための世界はどのような所ですか?
この閉ざされた領域は、写真的アクションを通して垣間見ることができます。本展の写真シリーズは、現実から離れた人の場所から私たちの現実をつなぐ喪失を主題としています。

Cristias Rosas「The Father’s dreams ある父親の夢」
作品ジャンル: 長時間露光されたデジタル写真シリーズ

日時:10月26日(土)~27日(日) 11時~18時まで  
アーティスト・トーク:10/26(土) 15時~