レジデンスプログラム参加作家、Miya Sukuneによる滞在の成果を発表する個展「Root」を10月26日(木)~28日(土)に開催します。
Miya Sukune スクネ ミヤは、ワシントン州シアトルに在住、油絵とドローイングに特化したビジュアルアーティスト。古典的な現実主義の影響を受け、芸術におけるオープンで人間性のある筆使いなどの跡の不規則さや不揃いさを作品に取り入れています。
対象物や肖像画のモデルに現在と過去の時間が示唆されているように、ミヤの作品では記憶が重要な役割を果たしています。混在しながら描かれる現代の生活と過去は、筆や付けペン、鉛筆などを使用し、憂鬱でユーモラスな物語が表現されています。
2015年にシアトルの美術学校 Georgetown Atelierの古典的現実主義絵画およびドローイング学科でディプロマ(Diploma)を修了。翌年、Trowbridge Atelierにて現代絵画の実践に焦点を当て1年間在籍しました。
以下アーティストからのメッセージです。
今回の来日が、私の家族の出身地である日本への最初の旅となります。
糸島をペン画や水彩画で記録し、この特定の場所の感覚を集めています。自然環境と神社に特に関心があり、ペン先にセピアインクの感触を描写することを楽しんでいます。この場所の住民は私の制作を歓迎し、好奇心を持って接してくれました。
私はこの小さな田舎の生活を観察しながら、ここに根づいて結びつきを感じたので展覧会を 「Root (ルーツ。結びつき)」と名付けました。また、この場所がどのように私や家族に変化をもたらすか知るため、両親の育った文化に触れ、出身地に戻ってきました。
Miya Sukune 個展「Root」
日時:10/26(木)〜10/28(土) 11時から18時30分まで 入場無料
※10月26(土)15時30分よりクロージングパーティー及びアーティストトークを開催。
※その他5名のレジデンス滞在アーティストの展覧会は、ページ左画面よりご確認ください。