レジデンスプログラム参加アーティスト5名による先月末に行われた展覧会の様子をお伝えします。
オーストラリア人アーティスト Shellaine Godboldによる個展「In sea-salt tears」は、彼女の滞在住居の縁側で10月24日(土)、25日(日)に開催されました。
スタジオクラで滞在中、一日おきに海に泳ぎに行っていたシェレインさん。そのようなライフサイクルから塩の結晶を用いた作品が生まれました。
アーティストトークでは、縁側という内と外の間のような日本独特な空間を展覧会スペースとして使用し、自身の神社のような場所に例え作品を展示したと語りました。
日本の伝統文化に興味があり、塩の結晶で描かれた墨絵のようなものや、流木を盆栽に見立てた作品など、自身の滞在期間中の様々な経験も組み合わせながら作品制作を行ったそうです。
砂浜に残された足跡など、時間の経過や跡が感じられる瞬間が好きだと語るシェレインさん。塩の結晶を使用した作品からもそうした気持ちが表現されていました。
「In sea-salt tears」個展のご案内
Shellaine Godbold プロフィール