レジデンスプログラム参加作家、Kate Gorrieによる滞在の成果を発表する個展「Unspoken Home」を３月26日（土）、27日（日）に開催します。
Kate Gorrie ケイト・ゴリーは、メルボルンを拠点とするヴィジュアル・アーティストです。ロイヤルメルボルン工科大学ファイン・アーツ科の学士号を取得しました。
ゴリーの遊び心ある作品には、人間のつながりあった存在の熟考的本性の探求がみられます。彼女のイラストレーションは、ナラティブの本質と、この瞬間が私たちをどのように、常に変わりつつある私たちのアイデンティティと繋がっているのか探索しています。
細かな描写とシンプルな空間を用いながら、ケイトの作品は動きの感覚と繋がりを関連づけます。彼女の作品は奇怪なパラダイムを連想させるかもしれないが、思考の本質をリサーチしながら、我々の存在構造を探求しています。
以下アーティストからのメッセージです。
本展では、「ホーム（家）」のアイデンティティを探求する展示となります。初めて糸島にたどり着いた時に、滞在先周辺の建物にとても魅了されました。それは、オーストラリアで前に住んでいた家や、そこでの思い出などを思い出させる光景でもあったのです。この体験を通して、「家とは何か」という疑問が生まれ、物質的な意味を超え、住んでいる人々が自身で作り上げる経験として家(わが家)というテーマを約２ヶ月間の滞在期間中に探求してきました。 家とは、心の中にあるもので、どこで寝るかなどではなく、自身の居場所のようなものなのかもしれません。
シンプルな人間が描かれている私のイラストレーションは、私たちが生まれた時から持っている人間の本質に反映されるものです。このアングルから、私たちが生まれるその瞬間から、私たちが家でもあるのです。 なので、私の展示スペースにぜひあそびにきてください、友人の家に訪れた時に「make yourself at home 自分の家にいるようにくつろいでね」と英語のフレーズにならうように。
Kate Gorrie 個展「Unspoken Home」
日時：3/26（土）、27（日） 11時から19時まで 入場無料
※3月26日土曜日は、15時30分よりオープニングパーティーおよびアーティストトークを行います。
※レジデンス滞在中のBushra Burge、Park Hyun Ji、Amjad Akashの個展も同時開催します。
