このたびStudio Kura(糸島市)は、弊社が実施しているアーティスト・イン・レジデンスプログラムに滞在中の作家、Alexander Irvingのレジデンスの成果を発表する個展を開催いたします。
Alexander Irvingはドローイングと絵画を手がけるカナダのアーティストです。1987年にノバスコシア美術デザイン大学美術学部を卒業して、2000年にヨーク大学で美術のマスターコースを卒業しました。かれの作品は1986年から展示されてきていて、現在トロントを拠点にしています。オンタリオ美術デザイン大学で教えたことがあって、現在トロント大学の教員として活躍しています。最近の展覧会の中に、Flat Men(Anna Leonowens Gallery)、Janus- for Anne Carson(Queen Specific)、Carte Blanche 2: Painting(カナダ現代アート美術館)が含まれています。
散る桜
残る桜も
散る桜
—良寛「1962」というタイトルでいくつかの絵画を展示します。シリーズは、作者にとって意味がある、作者がこの世で過ごした日付を表しています。また、各日付に取り消し線がついています。作品に無常感と「物の哀れ」が染み渡っています。
ギャラリーに「Excerpts」シリーズの作品も展示されます。長い文書の抜粋を絵に描いた作品で、元に意味が無駄になりますが、別の読みの可能性が開かれ、言語学的な意味を忘れ美学的に文章を楽しむことも可能になります。
鈴木大拙と、西田幾多郎の考え方に大きく影響されていて、私の審美眼は儚さを認めることに基づいています。私の美術実践の目標は主体的自我の除去です。
是非会場にお越しください。お待ちしております。
Alexander Irving「1962」
日時:12月6日(土)~12月7日(日) 11時から19時まで 入場無料
※12月6日土曜日17時よりオープニングパーティーを行います。
企画:Studio Kura 福岡県糸島市二丈松末586
場所: 福岡県糸島市二丈松末586
[電車]JR筑肥線一貴山駅より徒歩15分 (駅からの送迎あり)
お問い合わせ:Studio Kura代表 松崎宏史(092-325-1773)