滞在中アーティスト ミニインタビュー: Wang Min

現在、スタジオクラでは3名のアーティストが滞在中です。
今回は先月半ばより滞在中の中国人アーティスト、Wang Min ワン・ミンさんにお話を伺いました。

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スタジオの入り口ドアのガラスに切り絵作品を制作中のミンさん。一見すると可愛らしい雰囲気ですが、黒い紙から綺麗に切り取られた様々なモチーフは、蜘蛛や骸骨、鳥居、哀愁漂う人と犬などが描かれています。

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スタジオクラ滞在当初に、大きな蜘蛛を住居で発見して驚いたことをきっかけに、一番初めにモチーフとして取り入れたようです。

ギャラリーや美術館で展示しているアート作品より、ストリートアートなど日常の中に溶けこみ突如存在するアート作品は驚きがあり、関心があるとミンさんは話しました。

海があり自然が豊かな糸島の環境は、ハンブルク美術大学の大学院学生時代に5年間滞在していたドイツのハンブルグと似ていてとても親近感があると語りました。

普段過ごしている北京とは全く環境が異なるこの地で、レジデンス滞在中に見たもの、触れたものや感じたものをモチーフとして増やし、展覧会で発表する予定です。

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スタジオ訪問者と会話するミンさん

糸島を拠点に、アジアフォーカス・福岡国際映画祭や福岡市美術館の展示、大濠公園能楽堂の公演など様々なものに触れインスピレーションを受けると同時に、友人や知人とは離れ、静かな環境にあるレジデンスで自身やこの土地と向き合い制作に集中するミンさん。
今月終わりに開催される展覧会まで、作品がどのように変化し展開していくか楽しみです(こちらのスタジオは道路に面していますので、外からでも制作途中の作品をご覧いただけます)。

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