レジデンスプログラム参加作家、Cathy Laudenbachによる滞在の成果を発表する個展「Imagined Life」を9月24日(土)、25日(日)に開催します。
Cathy Laudenbach キャシー・ロードンベックは、映像やデジタル、ビデオなど写真に関連した媒体を用いて作品制作を行うオーストラリア人写真メディアアーティストです。
オーストラリアのthe Centre for Contemporary Photographyや、the Australian Centre for Photographyなど主要な写真専門ギャラリーで展示するほか、日本やドイツ、ニュージーランドでも出展。これまで多数のアーティスト・イン・レジデンスに参加し、three Arts ACT new work grants、Australia Council grantなどの助成金やアワードにも受賞しました。2000年には、Olive Cotton Portrait Prizeを獲得し、オーストラリアの公共のコレクションにも作品が加わえられています。
以下アーティストからのメッセージです。
日本に関する最近の話や出来事など福島や熊本の震災も含めて、私はとても影響を受けました。先月行われたお盆もその一つで、その土地で起こったことなどを作品に反映させています。
レジデンス期間中、二つの関連した作品を制作しました。
1つ目のシリーズでは、写真紙に近辺で集めた既に死んでしまった虫やカニ、鳥のシルエットや跡を残したフォトグラムという技法を用いた作品を制作しました。また写真紙だけでなく2011年の震災の被災地になった宮城で作られた和紙でも実験してみました。
2つ目のシリーズでは、虫や鳥などを組み合わせて構成された想像上の生物の作品展開を行いました。彼らの体には、死と災害を避けるためにシェルターのような避難できるものが備えられています。撮影された写真には見慣れたものにも見慣れないものにも見え、また生きているようにも見えます、しかしそれは架空のものなのです。
Cathy Laudenbach 個展「Imagined Life」
日時：9/24（土）、25（日） 11時から19時まで 入場無料
※9月24日土曜日は、15時30分よりオープニングパーティーおよびアーティストトークを行います。
※レジデンス滞在中の他4名の個展も同時開催します。