現在レジデンスで滞在中の作家、Ian Campbellの滞在成果を発表する個展「Fragments of Itoshima」を3月24日(土)、25日(日)に開催します。
Ian Campbell イアン・キャンボールは映像作家およびマルチメディアアーティスト、ビデオやドローイング、インスタレーションやパフォーマンスアートな多様な媒体を用います。これまでFestival Du Nouveau Cinema(モントリオール)、WNDX(ウィニペグ)、Antimatter(ビクトリア)、8Fest(トロント)など映像および実験的メディアフェスティバルに参加し、カナダをはじめヨーロッパや米国にて作品が上映されました。
彼の短編映画は実験的なものからコメディー的なものまで幅広いジャンルを扱い、ローテクとハイテクの両方の様々な効果を用いた表現を試みます。
現在、カナダ中西部に位置するサスカチュワン州、レジャイナ大学の映像科で技術指導を行っています。
以下アーティストからのメッセージです。
今回の滞在制作では、前もって特別な計画をせずに参加しました。映像関連の機材は持ってきていたので映像プロジェクトを作る予定ではありましたが、自身で映像の構成を決めるより、実際に場所を目にしてから決めたかったのです。
あまり旅行はしませんが、その時は一つの場所にとどまり、その場所のニュアンスを観察しようとします。タイムラプス撮影や水中カメラの使用など、さまざまな撮影技術を使用し、自分のものではないこの場所の無意識の記憶を再現しようとして、時間の断片のコラージュを映し出します。この場所の肖像画のような本展を糸島の方々に見てもらい、そしてこの映像作品が別の場所へと旅をして海外にいる人々にも楽しんでいただけたら嬉しいです。
Ian Campbell 個展「Fragments of Itoshima」
日時:3/24(土)、25(日) 11時から18時まで 入場無料
※3月24(土)15時30分よりオープニングパーティー及びアーティストトークを開催。
※他8名のレジデンス滞在作家の展覧会はページ左画面よりご確認ください。